フィデューシャリー・デューティー
ふぃでゅーしゃりーでゅーてぃー
English: Fiduciary Duty
意味
フィデューシャリー・デューティー(受託者責任)とは、他者の資産運用や管理を任された者(受託者)が、依頼者(受益者)の利益を第一に考え、誠実かつ慎重に業務を遂行すべき義務のことである。金融機関が自社の利益(手数料稼ぎなど)を優先せず、顧客本位の良質な金融商品やサービスを提供することを求める文脈で頻繁に使用される。
フィデューシャリー・デューティー(Fiduciary Duty)は、金融業界における「性善説」から「性弱説」への転換である。
なぜ必要なのか
かつて一部の証券会社や銀行では、「手数料が高い(客にとっては損な)投資信託」を積極的に売りつける行為が横行していた。金融知識の格差(情報の非対称性)を利用した、利益相反行為である。 これに対し、「プロなら顧客の利益を最優先せよ」という当たり前の原則を義務化したのがフィデューシャリー・デューティーである。
具体的な変化
- 回転売買の禁止: 手数料稼ぎのために、短期間で何度も商品を買い替えさせることの禁止。
- 手数料の開示: 「見えないコスト」も含めて、顧客がいくら払うのかを明確にする。