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グリードフレーション

ぐりーどふれーしょん

Greedflation

類語・同義語: 便乗値上げ、強欲インフレ

グリードフレーション(Greedflation)とは、企業がインフレ(原材料価格の上昇など)を口実にして、必要以上に商品価格を吊り上げ、便乗値上げによって利益を不当に増やすこと。「Greed(強欲)」と「Inflation」を組み合わせた造語。

最終更新: 2026/1/16

概要

グリードフレーション(Greedflation)とは、原材料価格の上昇や供給制約を口実にして、企業がコスト増加分を大幅に上回る価格引き上げを行い、利益率(マージン)を拡大させる行為を指す。日本語では「強欲インフレ」や「便乗値上げ」と訳される。

経済学的議論

通常、競争市場であれば、過度な値上げをした企業は顧客を失うため淘汰されるはずである。しかし、以下の条件下ではグリードフレーションが発生しやすい。

  1. 市場支配力: 寡占状態で競争が働いていない場合。
  2. 情報の非対称性: 消費者が「適正な値上げ幅」を判断できない場合(「今はどこも値上げしているから仕方ない」という諦め)。
  3. 期待インフレ: 「今後も値上がりする」という心理が働き、消費者が高い価格を受け入れてしまう場合。

社会的影響

これが常態化すると、賃金上昇が物価上昇に追いつかず、実質賃金の低下を招き、家計を圧迫する。各国政府や中央銀行も、企業の価格設定行動に対する監視を強めている要因となっている。

由来・語源

「強欲(Greed)」と「インフレーション(Inflation)」を組み合わせた造語。欧米で企業の記録的利益と物価高が相関した際に批判的に使われ始めた。

使用例

「この値上げ幅はコスト増を超えていないか?グリードフレーションを疑う」「企業の最高益更新はグリードフレーションの結果だ」

関連用語

  • 同義語: 便乗値上げ, 強欲インフレ
  • 関連: インフレ, 情報の非対称性, マージ, 寡占, 実質賃金
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