ヘリコプターマネー
へりこぷたーまねー
Helicopter Money
類語・同義語: 財政ファイナンス
ヘリコプターマネーとは、中央銀行が紙幣を刷り、それを政府を通じて国民に直接ばら撒くような極端な金融政策のこと。ヘリコプターからお札を撒くようなものだという例え。デフレ脱却の最終手段などとして議論されるが、ハイパーインフレを招く危険性がある。
最終更新: 2026/1/14
概要
ヘリコプターマネー(Helicopter Money)とは、中央銀行が紙幣を刷りまくり、それを国民にばら撒く政策のこと。 「ヘリから現金を撒くようなもの」という例え話から。
禁断の果実
「お金がないなら刷ればいい」。 これは景気対策の究極奥義だ。 誰もが喜び、消費は増え、デフレは一瞬で終わるだろう。 政府の借金(国債)を中央銀行が直接引き受ける「財政ファイナンス」などがこれに当たる。
ハイパーインフレの罠
しかし、これは劇薬である。 一度味を占めると、政治家は「もっと刷れ」と言い出し、国民も働くのが馬鹿らしくなる。 結果、紙幣が紙くずになる「ハイパーインフレ」を招き、国が滅ぶ。 歴史が証明する「やってはいけない」経済政策の筆頭だが、危機の時代には常に議論の遡上に上がる。
由来・語源
経済学者ミルトン・フリードマンの例え話。「もしヘリコプターから現金をばら撒いたらどうなるか?」から。
使用例
「不況対策として、国民一人当たり10万円のヘリコプターマネーが実施された」「ヘリコプターマネーは即効性があるが、ハイパーインフレを招くリスクもある」
関連用語
- 同義語: 財政ファイナンス
- 関連: 量的緩和, ベーシックインカム, デフレ, ハイパーインフレ, インフレ, 金融政策, 国債