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逆イールド

ぎゃくいーるど

逆イールドとは、短期金利が長期金利の水準を上回る金利の逆転現象のことである。通常、債券市場においては期間が長いほどリスクが高まるため金利が高くなる順イールドが正常とされるが、中央銀行による金融引き締めや将来の景気後退懸念が強まると、短期金利が急騰し、長期金利を下回る現象が発生する。市場では景気後退(リセッション)の予兆として極めて重要視される指標である。

最終更新: 2026/1/18

概要

逆イールドは、金融市場において「不況の炭鉱のカナリア」とも呼ばれ、強力なリセッションシグナルとして機能します。

発生のメカニズム

通常、長期債券は保有期間中のインフレリスクや流動性リスクをプレミアムとして上乗せするため、短期債券よりも利回りが高くなります(順イールド)。しかし、中央銀行がインフレ抑制のために政策金利(短期金利)を急激に引き上げると、短期ゾーンの金利が上昇します。一方で、投資家が将来の景気減速を織り込み、安全資産である長期国債を買い進めると、長期金利は低下します。この2つの圧力が同時に働くことで、長短金利が逆転します。

投資への影響

逆イールドが発生すると、銀行は短期で資金を調達して長期で貸し出すという利ざや稼ぎ(長短金利差による収益)が困難になるため、融資姿勢が厳しくなり、さらに景気を冷え込ませる要因となります。

由来・語源

英語の「Inverted Yield Curve(逆転した利回り曲線)」に由来する。債券の利回り(Yield)と償還期間(Term)の関係を示したグラフ(イールドカーブ)が、通常とは逆の右下がりの形状になることから名付けられた。

使用例

米国債市場で逆イールドが発生したため、投資家の間でリセッションへの警戒感が高まった。 過去のデータでは、逆イールドの発生から約1年から1年半後に景気後退入りするケースが多い。

関連用語

  • 同義語:
  • 関連: イールドカーブ, 金利, リセッション, 順イールド
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