追証(マージンコール)
おいしょう
English: Margin Call
意味
追証(おいしょう、追加証拠金)とは、信用取引やFXにおいて、相場の変動により担保となる証拠金の額が一定の維持率を下回った場合に、追加で入金しなければならないお金。
概要
追証(おいしょう)、英語でマージンコール(Margin Call)とは、信用取引やFX(外国為替証拠金取引)など、証拠金を担保にしてレバレッジをかけた取引を行っている際に、相場の変動によって含み損が膨らみ、預けている担保だけでは足りなくなった(維持率を割り込んだ)場合に、証券会社から投資家に対して発せられる「追加で保証金を入金せよ」という請求のことである。 事実上の「強制ロスカット予告」であり、投資家にとっては死刑宣告に近い響きを持つ。
発生するメカニズム
例えば、手元に30万円しかないが、それを証拠金として証券会社に預け、3倍のレバレッジをかけて100万円分の株を買ったとする(信用買い)。
- 株価が10%下落して、持ち株の価値が90万円になった。
- 含み損は10万円。この損は、自分が預けた30万円から引かれるため、実質的な担保価値は20万円に減る。
- 証券会社が定めた「最低維持率(例えば25%)」を計算すると、現状のリスクに対して担保が足りないと判断される。
- 「明日までに追加で10万円入金してください。さもなくば強制的に売ります」という通知(マージンコール)が来る。
投資家の対応
- 入金する: 現金を用意して差し入れる。これでポジションを維持できる(ただし株価がさらに下がればまた追証が来る)。
- 損切りする: 持っている株の一部または全部を売って、借金を返す。
- 無視する(強制決済): 期限までに入金しないと、証券会社が強制的に市場価格で株を売却する。もっとも不利なタイミングで売られることが多く、借金だけが残ることもある。
歴史的背景
映画『マージン・コール』は、リーマンショック前夜の投資銀行を舞台に、この「破滅の予兆」に気づいた金融マンたちの24時間を描いている。