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MVP(Minimum Viable Product)

えむぶいぴー

意味

MVP(Minimum Viable Product / 実用最小限の製品)とは、顧客に価値を提供できる最小限の機能を備えた製品のことです。リーンスタートアップ...

概要

MVP(Minimum Viable Product)とは、「実用最小限の製品」と訳される、リーンスタートアップにおける最も重要な概念の一つ。 「顧客に価値を提供できる最小限の機能だけを持った製品」のこと。 完成度を高めてからリリースするのではなく、最低限の機能で早く市場に出し、顧客の反応(フィードバック)を見て改善していくための試作品。

目的

スタートアップの最大の失敗要因は、「誰も欲しがらないものを、完璧に作ってしまうこと」である。 時間と金をかけて100点満点の製品を作っても、市場のニーズとズレていたら全て無駄になる。 それを防ぐために、まずは「必要最小限(60点以下でもいいからコア機能だけ)」のものを作り、仮説が合っているかを検証(検証による学習)する。

MVPの例

  1. Dropbox: 実際にコードを書く前に、「こんなことができるよ」という3分間のデモ動画だけを作り、反響を見た(動画MVP)。
  2. Zappos(靴のEC): 最初は在庫を持たず、近所の靴屋の写真をサイトに載せ、注文が入ったら店で定価で買って発送していた(コンシェルジュMVP)。「ネットで靴を買う人がいるか」を検証するため。
  3. LP(ランディングページ): 商品はなく、説明と「登録ボタン」だけのWebページを作る。「欲しい」という人がどれくらいいるか測定する。

誤解と注意点

「MVP=手抜きの低品質な製品」ではない。「Minimum(最小限)」であっても「Viable(生存可能=顧客にとって価値があり、使うに値する)」でなければならない。 単に機能が少ないだけのゴミを作っても、検証にはならない(カノ・モデル)。 「スケボーを作ってから、自転車、バイク、車へと進化させる」という比喩で語られることが多い。

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