核融合発電
かくゆうごうはつでん
English: Nuclear Fusion Power Generation
意味
核融合発電とは、軽い原子核(水素など)同士が融合して重い原子核(ヘリウム)になる際に放出される膨大なエネルギーを利用して発電する技術。
概要
核融合発電とは、太陽が燃え盛っているのと同じ原理(核融合反応)を人工的に地上で起こし、その巨大なエネルギーを取り出して電気を作る技術のこと。 「地上の太陽」を作る技術。
原子力発電(核分裂)との違い
現在の原発は「ウランなどの重い原子を分裂させる」反応を使っているのに対し、核融合は「水素などの軽い原子を融合させる(くっつける)」反応を使う。
メリット(夢のエネルギー)
- 燃料が無尽蔵: 燃料となる重水素は、海水から無制限に取り出せる(資源枯渇の心配がない)。
- 安全性が高い: 核分裂のような連鎖反応ではないため、装置が故障したら自然に反応が止まる(暴走してメルトダウンするリスクがない)。
- 高レベル放射性廃棄物が出ない: 「核のゴミ」問題が原発に比べて圧倒的に少ない(数十年〜百年程度で無害化する)。
課題と現状
1億度以上の超高温プラズマを長時間維持するという技術的ハードルが極めて高い。 現在、日本やEU、アメリカなどが協力してフランスに建設中の実験炉「ITER(イーター)」が2025年の運転開始を目指しているが、実用化(商用炉)は2050年以降になると予測されている。