オントロジー
おんとろじー
Ontology
類語・同義語: 概念体系
オントロジーとは、情報科学分野において、特定のドメイン(領域)における概念や用語の定義、およびそれらの間の関係性を体系的に記述したモデルのこと。元々は哲学用語で「存在論」を意味するが、AIやセマンティックウェブの文脈では「知識の共有と再利用のための共通語彙・仕様」を指す。ナレッジグラフを構築するための「設計図」や「スキーマ」にあたる重要な基盤技術である。
最終更新: 2026/1/23
タクソノミーとの違い
- タクソノミー (Taxonomy): 階層的な分類体系。「生物>動物>哺乳類>犬」のようなツリー構造。
- オントロジー (Ontology): タクソノミーに加え、より複雑な関係性(属性、規則、制約など)を定義したネットワーク構造。「犬は動物である(Is-a)」だけでなく、「犬は骨を食べる(Eats)」「犬は尾を持つ(Has-a)」といった多角的な定義を含む。
なぜ重要なのか
異なるシステムやデータベース間で情報をやり取りする際、言葉の定義が曖昧だと正しく連携できません。オントロジーによって「この言葉はどういう意味で、他の言葉とどう関係しているか」を厳密に定義することで、AIやコンピュータが人間の知識を正しく解釈し、高度な推論やデータ統合が可能になります。
由来・語源
ギリシャ語のOntos(存在) + Logia(論)。
使用例
医療情報の相互運用性を高めるために、疾患と症状の関係を定義したオントロジーを策定する。
関連用語
- 同義語: 概念体系
- 関連: ナレッジグラフ, セマンティックウェブ, タクソノミー, メタデータ