組織市民行動
そしきしみんこうどう
Organizational Citizenship Behavior (OCB)
類語・同義語: 役割外行動、協力行動
組織市民行動(OCB)とは、職務記述書(ジョブディスクリプション)などで公式に義務付けられた業務ではないが、従業員が自発的に行い、結果として組織の効果性を高める行動のこと。「役割外行動」とも呼ばれる。困っている同僚を助ける、新入社員の面倒を見る、オフィスの美化に努める、組織の評判を高めるような言動をするなどが該当する。
最終更新: 2026/1/23
OCBの主な次元
- 利他主義 (Altruism): 忙しい同僚を手伝う、欠勤者のフォローをするなど。
- 誠実性 (Conscientiousness): 誰も見ていなくても規則を守る、休憩時間を守るなど、求められる以上の水準で規律に従う。
- スポーツマンシップ (Sportsmanship): 些細な不便や不満に対して不平を言わず、ポジティブな態度を保つ。
- 礼儀 (Courtesy): 業務に影響しそうな情報を事前に関係者に連絡・相談し、トラブルを防ぐ。
- 市民道徳 (Civic Virtue): 会議への積極的な参加、社内イベントへの協力など、組織の政治的プロセスに関与する。
重要性
ジョブ型雇用が進む中で「自分の仕事はここまで」という線引きが明確になりすぎると、隙間の業務(ポテンヒット)が放置され、組織全体がギスギスするリスクがあります。OCBは、組織の潤滑油として機能し、チームワークや生産性の維持に不可欠です。
由来・語源
組織の「良き市民(Citizen)」としての振る舞い。
使用例
評価制度を見直し、数字だけでなく組織市民行動も適切に評価するようにした。
関連用語
- 同義語: 役割外行動, 協力行動
- 関連: エンゲージメント, ジョブ型雇用, ホスピタリティ, 互恵性