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再生医療

さいせいいりょう

意味

再生医療とは、病気や怪我で失われた臓器や組織の機能を、細胞や人工的な材料を使って「再生」し、元に戻そうとする医療のことである。iPS細胞やES細胞などを使い、角膜、心筋、神経などをあらかじめ作って移植する治療などが実用化されつつある。

概要

病気や怪我で失われた体の組織や臓器を、細胞を使って「再生」させ、機能を回復させる最先端の医療。 従来の「薬で治す」「手術で切る」「人工臓器を入れる」に続く、第4の医療と呼ばれます。

代表的な技術

  1. iPS細胞(人工多能性幹細胞): 京都大学の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞。皮膚などの普通の細胞に遺伝子を入れて初期化し、「どんな細胞にもなれる」万能細胞を作ります。倫理的な問題が少ないのが特徴です。
  2. ES細胞(胚性幹細胞): 受精卵を使って作る万能細胞。受精卵(命の萌芽)を壊すため倫理的な議論があります。
  3. 体性幹細胞: 骨髄や脂肪など、元々体の中にある幹細胞を使う。既に白血病治療(骨髄移植)などで実用化されています。

可能性

  • 脊髄損傷: 歩けなくなった人が再び歩けるようになる。
  • パーキンソン病: 脳の神経を再生する。
  • 網膜疾患: 失明した人の視力を取り戻す。
  • 心不全: 心臓の筋肉を再生する。 多くの病気で臨床試験(治験)が進んでおり、夢の治療法から、現実の選択肢になりつつあります。
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