サーチファンド
さーちふぁんど
Search Fund
類語・同義語: ETA、事業承継ファンド
サーチファンド(Search Fund)とは、経営者になりたい個人(サーチャー)が、投資家から資金を集めて中小企業を買収し、自らが社長となって経営を行うモデル。「経営者公募型M&A」。後継者不足に悩む中小企業の事業承継の有力な手段として注目されている。
最終更新: 2026/1/16
概要
サーチファンド(Search Fund)は、1980年代にスタンフォード大学などのビジネススクールで発祥した投資モデルであり、「経営者になりたい若手優秀層」と「後継者不在の中小企業」をマッチングさせる仕組みである。
プロセス
- 資金調達 (Search Capital): サーチャー(経営者候補)は、投資家から活動資金を集める。
- 探索 (Search): サーチャーは数ヶ月〜数年かけて、買収対象となる優良企業を探す。
- 買収 (Acquisition): ターゲットが見つかったら、投資家から追加資金を集めて買収を実行する。
- 経営 (Operation): サーチャーは社長として送り込まれ、実際に経営を行う。
- 出口 (Exit): 数年〜十数年かけて企業を成長させ、売却や上場などで投資家にリターンを返す。
日本での注目背景
日本は深刻な「後継者不足(大廃業時代)」に直面しており、黒字でも廃業する中小企業が多い。意欲ある若手が外部から経営者として入るこのモデルは、事業承継問題の切り札として期待されており、政府や金融機関も支援に乗り出している。
由来・語源
買収先を「探す(Search)」ための資金(Fund)を提供することから。「買収ファンド」の一種だが、主体が個人である点が特徴。
使用例
「MBA取得後にサーチファンドを通じて事業承継を目指す」「サーチファンド形式で地方の優良企業を買収する」
関連用語
- 同義語: ETA, 事業承継ファンド
- 関連: M&A