シャドーIT
しゃどーあいてぃ
English: Shadow IT
意味
シャドーIT(Shadow IT)とは、会社が許可していない私物のスマホや、認められていないクラウドサービスなどを、従業員が無断で業務に使用すること。セキュリティ対策が不十分なため、情報漏洩やウイルス感染のリスクが高まる。利便性とセキュリティのバランスが課題。
概要
会社(情報システム部門)が許可していない、従業員個人が勝手に使っているITツールやデバイスのこと。 管理者の目の届かない「影(Shadow)」の部分で行われるIT利用。
具体例
- クラウドストレージ: 会社の重要なファイルを、個人のGoogleドライブやDropboxにアップロードして家で仕事をする。
- チャットツール: 業務連絡に個人のLINEやFacebookメッセンジャーを使う。
- フリーソフト: 便利な翻訳ソフトやPDF変換ツールを勝手にインストールする。
- BYOD: 個人のスマホやタブレットを無断で社内Wi-Fiに繋ぐ。
なぜ起きるのか?
社員に悪気があるわけではなく、「会社の支給PCが使いにくい」「承認フローが面倒くさい」「もっと効率的に仕事がしたい」という前向きな動機から発生することが多いです。 しかし、便利さと引き換えに重大なリスクを招きます。
リスク
- 情報漏洩: 個人アカウントが乗っ取られたり、設定ミスでファイルが全世界に公開されたりする。
- ウイルス感染: フリーソフトからマルウェアに感染し、社内ネットワークに広がる。
- コンプライアンス違反: 顧客データの持ち出しによる法的責任。
対策
「全面禁止」にすると、社員の生産性が下がり、隠れて使うようになる(イタチごっこ)だけです。 「会社が公式にチャットツール(SlackやTeams)を導入する」「安全なクラウドストレージを契約する」など、社員がシャドーITを使わなくて済むような環境を整える「サンクションIT(公認IT)」への移行が効果的です。