タックスシールド
たっくすしーるど
Tax Shield
類語・同義語: 節税効果、負債の開拓
節税効果(Tax Shield)とは、借入金の利息や減価償却費などの「費用」を計上することで、課税対象となる利益を減らし、結果として支払う法人税額を少なくできる効果のこと。「負債の節税効果」。ファイナンス理論においては、企業価値を高める要因の一つとされる。
最終更新: 2026/1/16
概要
タックスシールド(Tax Shield)は、企業ファイナンス(コーポレート・ファイナンス)における重要な概念であり、「なぜ企業は借金をするのか?」という問いへの答えの一つである。
仕組み
- 配当金: 利益から税金を引いた「後」に支払う。節税効果なし。
- 支払利息: 利益から税金を引く「前」に経費として引ける。つまり、利息の分だけ課税所得が減り、税金が安くなる。
負債の節税効果
例えば、法人税率が30%だとすると、銀行に100万円の利息を払っても、30万円分は税金が安くなるため、実質的な負担は70万円で済む。これを「負債の節税効果(Interest Tax Shield)」と呼ぶ。 このため、無借金経営が必ずしもファイナンス理論的に最適(企業価値最大)とは限らないとされる。
由来・語源
税金(Tax)から利益を守る盾(Shield)。
使用例
「負債を活用してタックスシールドの恩恵を受ける」「M&Aにおけるタックスシールドの価値を算定する」
関連用語
- 同義語: 節税効果, 負債の開拓
- 関連: WACC, 減価償却, 配当, 配当金, 負債, 税金