ベンチャーデット
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Venture Debt
類語・同義語: スタートアップ融資、グロース・レンディング
ベンチャーデット(Venture Debt)とは、スタートアップ企業向けの融資のこと。一般的な銀行融資は実績や担保がないと難しいが、ベンチャーデットは株式(エクイティ)による資金調達(増資)と組み合わせて行われることが多く、担保がなくても、将来の成長性を評価して資金を貸し付ける。
最終更新: 2026/1/16
概要
ベンチャーデット(Venture Debt)とは、赤字先行型の急成長スタートアップ企業に対して行われる融資のことである。
従来の融資との違い
伝統的な銀行融資は「過去の実績」や「担保(不動産など)」を重視するため、赤字であることが多いスタートアップは審査に通りにくかった。ベンチャーデットは、VCからの出資を受けていることなどを信用補完とし、将来の成長性(エクイティ・ストーリー)を評価して貸し出しを行う。
メリット
- 希薄化の防止 (Non-Dilutive): 株式を発行しないため、創業者や既存株主の持株比率(シェア)が低下しない。経営権を維持しやすい。
- ランウェイの延長: 次の大型調達(ラウンド)までの資金繰りをつなぐことで、より高い企業評価額(バリュエーション)での資金調達を目指す時間を稼げる。
仕組み
通常、高めの金利設定に加え、**新株予約権(ワラント)**の一部付与を条件とすることが多い。貸し手は、利息収入に加えて、将来その企業が上場・成長した際にワラントを行使することで、アップサイド(値上がり益)も享受できる構造になっている。これが「ハイリスク・ハイリターン」な貸付を可能にしている。
由来・語源
Venture(ベンチャー企業)向けのDebt(負債・借入金)。
使用例
「シリーズBの繋ぎ資金としてベンチャーデットを活用する」「新株予約権付き融資でベンチャーデットを調達する」
関連用語
- 同義語: スタートアップ融資, グロース・レンディング
- 関連: ベンチャーキャピタル, 担保, 赤字, エクイティ, 金利, ランウェイ, バリュエーション