規模の経済(スケールメリット)
きぼのけいざい
English: Economies of scale
意味
規模の経済(きぼのけいざい)とは、生産規模を拡大すればするほど、製品1つあたりのコスト(単位コスト)が低下し、利益率が向上する効果のこと。大量生産によるコストメリット。固定費が多くの製品に分散されるため発生する。
概要
生産量や販売量を増やせば増やすほど、製品ひとつあたりのコスト(単価)が下がり、利益率が高まる効果のこと。
仕組み
工場を建てる費用や開発費などの「固定費」は、1個作っても100万個作っても変わりません。たくさん作れば、この固定費を多くの製品で割り算できるため、1個あたりの負担が小さくなります。 また、材料を大量に仕入れることで値引き交渉(ボリュームディスカウント)ができるようになります。
例
- Amazon: 巨大な倉庫と配送網を持つことで、他社には真似できない低コスト配送を実現。
- ソフトウェア産業: Windowsの開発費は巨額ですが、コピーして売るコストはほぼゼロなので、ユーザーが増えれば増えるほど利益率は爆発的に上がります(規模の利益が働きやすい)。
範囲の経済
似た言葉に「範囲の経済」があります。これは「一つの技術や販路を、複数の異なる製品に使い回すことで効率化する」ことです(例:コンビニが、お弁当配送のついでに宅配便も扱う)。