情報の非対称性
じょうほうのひたいしょうせい
Information Asymmetry
類語・同義語: 情報の格差
情報の非対称性(Information Asymmetry)とは、取引において、売り手と買い手の持っている情報量に格差があること。中古車販売や医療、保険などが典型例。売り手は詳しく知っているが、買い手はよく知らないため、だまされたり、不利益を被ったりするリスクが生じる。
最終更新: 2026/1/12
概要
情報の非対称性(Information Asymmetry)とは、売り手と買い手の間で持っている情報量に差があること。 プロ(売り手)は知っているが、素人(買い手)は知らない状態。
レモン市場の悲劇
中古車市場のように、買い手が品質を判断できないと、「ハズレ(レモン)」を掴まされるのを恐れて誰も高い値を出さなくなる。 結果、良品が市場から消え、粗悪品ばかりが出回る(逆選抜)。 嘘をつかなくても、情報隠しは市場を殺すのだ。
透明化の時代
インターネット(特にSNSや口コミサイト)は、この非対称性を破壊した。 現代の消費者は、来店前に全て調べてくる。 もはや「客が無知であること」を前提としたビジネスモデルは成立しない。 正直に情報を公開(ディスクロージャー)する企業だけが、信頼という通貨を獲得できる。
由来・語源
経済学者ジョージ・アカロフが提唱(レモン市場の理論)。
使用例
「情報の非対称性を利用して稼ぐ」「インターネットが情報の非対称性を解消する」
関連用語
- 同義語: 情報の格差
- 関連: モラルハザード, 逆選抜, レモン市場, ディスクロージャー, 保険