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SAM(Serviceable Available Market)

さむ

English: Serviceable Available Market

意味

獲得可能な顧客層の市場規模(有効市場)。TAMのうち、自社のビジネスモデルや地理的な制約などで実際にアプローチ可能な範囲。

概要

SAM(Serviceable Available Market)とは、ある事業がターゲットとする市場全体(TAM)のうち、自社の現在のビジネスモデルや技術、地理的な制約などで「実際にアプローチ可能な市場規模」のことである。「有効市場」とも呼ばれる。

TAM・SAM・SOMの関係

市場規模を推定するフェルミ推定や事業計画書では、以下の3段階で市場を定義することが一般的である。

  1. TAM (Total Addressable Market): その製品・サービスが属する市場全体の最大規模。「世界中の全人類が顧客になったら」という理論上の最大値。例:世界のコーヒー市場。
  2. SAM (Serviceable Available Market): 自社が現実的にターゲットにできる範囲。例:日本国内の、カフェでコーヒーを飲む人の市場(自社が日本でカフェを展開する場合)。
  3. SOM (Serviceable Obtainable Market): その中で、実際に自社が獲得できるシェアの目標値。例:渋谷区の30代男性の市場(初期ターゲット)。

SAMの重要性

投資家に対して事業計画をプレゼンする際、TAMだけを示して「1兆円市場です!」と言っても、「でも君たち、日本でしか売らないんでしょ?」と突っ込まれる。そこで、「日本の法律や商習慣、物流網を考慮すると、我々が勝負できる土俵(SAM)は100億円です」と現実的な数字を示すことで、説得力が増す。

算出方法

ボトムアップ型(積み上げ思考)で算出するのが望ましい。 「ターゲット顧客数 × 顧客単価」 例えば、SaaSビジネスであれば、「日本国内の中小企業の数(約350万社) × 月額1万円」のように計算する。

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