コモンズの悲劇(共有地の悲劇)
こもんずのひげき
English: Tragedy of the commons
意味
共有地の悲劇(きょうゆうちのひげき)とは、誰もが自由に利用できる共有資源(牧草地や漁場など)は、個々人が自分の利益を最大化しようと乱獲・乱用するため、最終的には資源が枯渇し、全員が不利益を被るという法則。「コモンズの悲劇」とも言う。
概要
誰でも自由に使える資源(共有地=コモンズ)は、みんなが自分の利益だけを考えて乱獲するため、すぐに枯渇してしまい、結果として全員が損をするという法則。 ギャレット・ハーディンが提唱。
牧草地の例
ある村に、誰でも牛を放牧できる共有の牧草地がありました。 村人Aは「自分の牛を1頭増やせば、自分の利益は増える。草が減るデメリットは村全体で負担するから、自分への影響は微々たるものだ」と考えて牛を増やします。 村人Bも、Cも、同じように考えました。 その結果、牛が増えすぎて牧草地は荒れ果て、全員の牛が飢え死にしました。
現代の悲劇
- 地球温暖化: 大気はみんなのものだから、各国がCO2を排出しまくる。
- 海洋資源: 魚は誰のものでもないから、獲れるだけ獲る(乱獲)。
解決策
- 私有化: 土地を分割して、「自分の土地」にする(自分の土地なら大切にするから)。
- 管理と規制: 政府や国際機関がルールを作って罰則を設ける。